企業化に向けた多彩なチャレンジ。それは養豚業を他の業種にひけをとらない確固たる産業に育てる挑戦であり、消費者の皆様に安心・安全な商品を届ける真摯な努力を続けることにほかなりません。「上原ファーム流」で畜産ビジネスの常識を変え、日本の、そして世界の“食の安心”に貢献することが、私たちの究極の願いです。
ご承知のとおり、わが国の食糧自給率は約40%と、危機的な水準にあります。豚の食肉自給率は辛うじて50%を確保していますが、畜産農家の減少が加速度的に進む現状を見ると、主食のコメ以上に将来を憂慮される状況といえるでしょう。全国展開を進めながら業界ナンバー1を目指す当グループの取り組みが、食肉自給率の維持向上に貢献し、ひいては日本の食のさらなる安心の一助になればと、願ってやみません。
食の問題を抱えているのは、わが国だけではありません。中国やインドをはじめ、急激な人口増と近代化が進むアジアでは、食肉へのニーズが大幅に増える半面、北緯50度付近の諸国のような企業的な畜産が育っておらず、近い将来の深刻な供給不足が予想されます。
日本列島の南端に位置し、暑い中でも量産可能な新しい養豚ビジネスのスタイルを追求する私たちの視線は、国境を越え、この壮大な将来ニーズをとらえています。たとえば本社農場の新豚舎で導入した、通気効率を大幅に改善する3.5~4mの軒高構造も、その一例です。南九州で確立した新しい養豚スタイルは、中国でもインドでも間違いなく力を発揮するでしょう。“上原スタイル”が世界を救う…というのは大げさかもしれませんが、ほんの少しでも、世界の食の安心の向上に貢献することができれば、こんなにうれしいことはありません。




