上原ファームグループが10年後、20年後に目指す企業像は「企業養豚開発研究カンパニー」。養豚業のさらなる企業化につながる新技術や斬新な経営手法を次々に生み出す“イノベーション企業”です。技術開発面のテーマは、たとえば「エコ」。豚を半地下で育てる「半地下式豚舎」の糞尿処理プラントから排出される余熱を利用してビニールハウスを暖め、冬でもトマトやイチゴなどの野菜を栽培できる新しい「循環型農業」に取り組んでいるのもその一例です。
また北海道静内農場では、新たにサフォーク種の羊やジャージー種の牛を育てる構想や、近隣酪農家との提携による乳製品やハム・ソーセージ開発の構想を進めています。また、農場の近くにラベンダー畑を作る計画や生産した野菜や乳製品を販売する「直売所」の経営も視野に入っています。こうした消費者に見える農業として、多目的アグリビジネスを展開していくことが、今後の狙いです。

飼育方法の自動化と並んで、育種から出荷に至る養豚の全工程を手がける一貫生産体制を、他社に先駆けて確立した当社。その進取の精神を今後いっそう発揮し、畜産から農業全体に事業の翼を伸ばすとともに、生産だけでなく加工・販売を通じて、消費者と直接向き合う場面にまで事業の幅を広げたいと考えています。
さらなる全国展開も中期的な事業プランの大きな柱のひとつです。都城の本社農場で数億円を投資した新豚舎を建設しているほか、関東・東北など全国約15地域で、新農場の設立を目指して準備を進めています。





