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私たちは、もともと大工や左官などの技術経験者が多く、これまで人様の家を作ることがあっても、豚舎を作る経験は少なく、最初は戸惑うこともありましたね。 豚舎建設には、・造成、・豚舎の建設、・給排水設備の建設、・尿処理施設の建設の4工程があり、一つの農場につき約1年をかけて造成・施工します。豚舎建設は大まかな寸法が決められているだけで、予め図面が用意されているわけではないので、幾度となく手直しをくり返します。豚の習性、成長、人の作業効率を考えながら、寸法を調整していきます。例えば、餌箱とサクの高さを成長に合わせてスライドさせるようにしたり、隣の餌箱の上に糞をしないように餌箱とサクの間を一定間隔で開けたり。だから、職人上がりといっても、入社した時には、豚の習性や家畜管理学、建築工学、環境工学などをしっかりと勉強するんですよ。 施設の設計・建築は、快適な飼育環境、良好な作業効率、容易な環境保全対策、建築費用の削減を考えて行われます。上原ファームグループでは現在、独自の半地下式豚舎を開発。餌箱と離れた場所に、スノコ状の床を通した排せつ場所、その奥に居住空間の2エリアを設けています。床下に落とされた糞尿は自動的に糞と尿に分けられ、処理されます。その際、糞尿から出るアンモニア等の有害物質はファンによって外へ排出され、豚舎内はクリーンな空気環境が保たれます。居住エリアには、床下に温水や冷水が流れるパイプが通してあり、床暖房仕様になっているのです。なかなかのスグレモノでしょ?
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糞尿は一定の場所に集められ、固液分離されます。汚水は、有機物を微生物集団に食べさせ、活性汚濁法によって浄化。糞は乾燥させ、有機肥料として再利用します。この工程は完全に自動化され、人の手を煩わしません。汚水処理システムは私たちの専門外なので、専門の業者から機械を導入して、建設をします。現在、このシステムは、山之口町の本社農場、別府平農場、高城町四家にある川間農場に採用しています。 私たちの仕事は、豚、人、自然がともに快適で、効率良く作業が行える環境を作ること。モノを作る喜びはモノを育てる喜びと同じものなのです。
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