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親元を離れた仔豚は、ここ離乳舎で13週まで育てます。人間でいえば、おおむね幼稚園から高校卒業くらいまでに相当します。
親離れのストレス、移動や新しい環境へのストレス、乳から飼料へ餌が変わるストレス…豚はただでさえデリケートなのに、 乳離れしたばかりのこの時期は特にストレス耐性が低く、病気になりやすいのです。そこで、法定伝染病の予防注射などはもちろん、 豚のようすをしっかりと観察して、少しの変化でもすぐ対応し、いつでも迅速な対策を打てるように先手先手で準備をしておきます。
豚はとても怖がりなくせに好奇心旺盛。知らない人間が豚舎に入ってきたらクモの子を散らすように逃げ回りますが、少し時間がたつと一斉に近寄って鼻を近づけてきます。そこに指を差し出すと、もにゅもにゅと生噛みしてきて、かわいさもひとしおです。 
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人間の子どもと同じで、日々すくすくと成長する仔豚たち。一見すると元気いっぱいですが、まだまだ抵抗力が十分についているわけではないので、 毎日の健康チェックには細心の注意を払います。 なんとなく毛ヅヤが悪いとか、お尻が汚れていたりするのは、体調を崩しているサイン。 そんな時はすぐに対策を練って、早め早めの対処を心がけます。毎週訪れる獣医さんに相談することもありますし、 緊急の際は連絡してイレギュラー出動をお願いすることも。
最悪の場合、ウィルス性疾患に集団感染しているケースも想定して、神経質なくらいきめ細かく気を配ります。仮に何らかの感染が考えられる場合も、
1頭だけなのか集団なのか見極めるのがなかなか難しい。これにはやはり長年の経験と知識が必要です。 
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小さかった仔豚たちもだいぶ大きくなり、病気への耐性もかなりついてきました。
そうはいっても油断せず、常に観察を怠らないことが大切。病気の対処の前に、病気にならないような環境をつくる努力も忘れてはいけません。
離乳舎に限らず、上原ファームグループの豚舎では、冬は床暖房とヒーターで温度管理をし、夏はスプリンクラーをまわし、 爽やかな環境をつくっています。温度管理はインバーターで自動化されているとはいえ、微妙な設定は人間の目で行う必要があります。
特に冬は温度管理が難しく、帰宅前に夜の温度環境を想定して、適切な温度・湿度設定を徹底。夕方は暖かくても、夜がすごく冷え込む時もあるので、 柔軟な対応を心がけます。
飼育方法や設備の改善点を見つけるのも重要な仕事。給餌装置から水飲み容器まで、現場でアイデアを出し、
研究部門で金型段階から製品化したものが豚舎のあちらこちらで活用されています。
また糞尿の処理、豚舎内の清掃もまめに行います。豚はもともとキレイ好き。豚の気持ちになって、日々、気遣いを絶やさないようにしています。




